<ふくはまの風 第13号 2008/11/26より>
「きょうは、ブリヂストンの作業ありがとうございました。バリ取りの作業ありがとうございました。お掃除ありがとうございました…。」
いつも楽しく帰りの会を進めてくれるSさんは、一日頑張ったみんなに向かって「ありがとうございました」の言葉をたくさん話しかけてくれます。私たちスタッフも毎日一緒にになって「ありがとうございました」をたくさん口にするようになりました。この言葉は、話す人にとっても、聞く人にとっても、気持ちのよい魅力的な言葉ですね。
そるとぽっとは、昨年4月、障害者自立支援法の生活介護の事業所としてオープンし、今年の4月には新しい利用者さん3名を迎え、現在14名のみなさんが通っています。
14名の中には、高等部を卒業後、そるとぽっとで社会人としての第一歩を踏み出した若い利用者さんも何人かいます。期待と可能性を秘めた、利用者さん一人一人の大切な時間を共に過ごすという責任の重さを感じています。
障害者自立支援法に制度が変わったことで、サービスを利用する側も提供する側も以前にも増して厳しい環境になってしまいました。しかし、何といっても“法律の前に人(利用者さん)ありき!”利用者さん一人一人が自分らしく充実した時間を重ねて行く事が一番大切なはずです。
時間や数的な結果のみに捉われず、一人一人の気持ちに寄り添って、みんなが気持ちよく頑張り励まし合いながら、お互いに「ありがとう」と言い合えるような雰囲気をいつまでも残していきたいと思っています。
これからもご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。
(そるとぽっとサービス管理責任者 河合裕孝)